東北パイオニア株式会社

会社概要
1966年、天童市に創業して以来58年の歴史を持つ山形県に根ざした企業です。事業の柱は世界トップシェアを誇るスピーカーを擁するサウンド事業。自社ブランド「Pioneer」、「carrozzeria」を冠する市販スピーカー、国内外の自動車メーカーに純正・ディーラーオプション供給を行なうOEMスピーカー、そして至高の音を紡ぐ最高級スピーカー「TAD」など、多種多様なスピーカーを国内外の市場に送り出しています。当社の製品は、山形から世界へと広がりをみせています。
将来のビジョン
エレクトロニクス業界、日本のものづくりを取り巻く環境は変化のスピードが早いです。そのような環境の中、社名のごとく開拓者精神を持って、進化を導く発想と具現化するものづくり力で新たな感動を創造しつづけます。グローバル企業でありながら、地域発展に貢献する地域密着型企業である当社で、皆さんの力を発揮し、会社と共に一緒に成長していきましょう。
企業の強み
創業の礎である「開拓者(パイオニア)精神」のもと世界中の人々のお役に立ち、未来を拓く製品を開発・生産していきたいと考えています。海外への展開もいち早く取り組み、生産拠点においてはベトナム・中国・メキシコに現地法人を有し、さらなるグローバル企業としての戦略を進めています。山形県に根差しながら技術を追求したい方、海外での経験を通して大きく成長したい方、当社にはそれぞれ前向きな気持ちに応える体制があるので、変化を恐れず取り組んでいける方にとってチャンスの多い会社です。
業種 | 製造業 |
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事業内容 | サウンド事業:車載用スピーカー/アンプ等の企画、設計、生産、営業、販売まで行います。 |
資本金 | 40億円 |
設立日 | 昭和41年8月 |
代表者 | 代表取締役 兼 社長執行役員 髙島 直人 |
所在地 | 天童市久野本字日光1105 |
電話番号 | 023-654-9105 |
URL | http://pioneer.jp/topec/ |
従業員数 | 272名 |
取得した認定等 |
・くるみん認定企業 ・留学生の採用実績あり
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会社(人事担当)から一言 | モノづくりというと理系のイメージがあるかもしれませんが、理系の方はもちろん、文系の方が活躍できる職種も多数あります。ご興味のある方ぜひお待ちしております! |
わが社の自慢 | 当社は創業の礎である「開拓者(パイオニア)精神」をもとに世界中の人々のお役に立ち、未来を開く製品を開発・生産していきたいと考えております。また、海外への展開も他社に先駆けいち早く取り組み、生産拠点においてはベトナム・メキシコに現地法人を有し、更なるグローバル企業としての戦略を進めております。高い技術を世界に誇るグローバル企業という面、また地元発展に貢献する地域密着型企業という、もうひとつの面を併せ持っていることは当社の魅力です。 |


企業名:東北パイオニア株式会社
お名前(ヨミガナ):黒田 幹(クロダ モトキ)さん
入社年月日:2022 年 4 月【3 年目】
所属部署:スピーカー技術統括部 第二商品技術部 モビリティ技術課
※所属部署等は取材時点のものです。


企業紹介
1966年、天童市に創業して以来58年の歴史を持つ、山形県に根ざした企業です。事業の柱は、世界トップシェアを誇るスピーカーを擁するサウンド事業。自社ブランド「Pioneer」、「carrozzeria」を冠する市販スピーカー、国内外の自動車メーカーに純正・ディーラーオプション供給を行なうOEMスピーカー、そして至高の音を紡ぐ最高級スピーカー「TAD」など、多種多様なスピーカーを製造し国内外の市場に送り出しています。
当社の製品は、山形から世界へと広がりをみせています。
担当している業務
カー用品店等で販売される市販向け自社ブランドスピーカーの設計開発、他社との協業開発に携わっています。
Uターンをした理由
大学4年間は関東に住んでいましたが、東京で仕事をすることを考えると食べ物や通勤時間等、自分には合わないなと感じることもありました。卒業後の進路を考える中で、改めて慣れ親しんだ環境で暮らすことの良さを考えるようになり、地元企業を視野に入れて就職活動をしました。
会社を選んだ理由
大学で専攻していたのは宇宙・半導体工学です。航空専門の分野はもちろん、設計や機械系の授業も多く、勉強するうちに飛行機にこだわらず幅広くものづくりに関わっていきたいと思うようになりました。
当社を選んだのは、昔から音楽が好きでオーディオにも興味を持っていたことがきっかけです。そして、山形で世界を相手にスピーカーをつくっている企業であり、自分が希望する開発業務に携われる点もポイントでした。加えて、フレックスタイム制を導入していることや休暇が取りやすい等、福利厚生が充実しているところにも魅力を感じました。


実際に働いてみて
スピーカーの開発は、大学で学んできた宇宙・半導体工学とは異なる専門的なことばかりで、最初はとまどいもありました。しかし、先輩に何でも質問できる雰囲気があり、研修のシステムもしっかりしているので、徐々に不安は無くなりました。私の所属する部署は特に専門スキルの高い方たちが集まっている部署なので、他部署から相談を受けることも多く、そうした先輩方の姿を見ながら自分も早く頼られる存在になりたいと感じています。目標とする先輩たちに刺激を受けながら、早く一人前になれるよう、日々仕事と向き合っています。
仕事をしていく中で変わったのは音に対する意識です。これまで音楽は楽しむだけでしたが、「この曲にはこういう音も入っているのか」と聴こえる音を分析したり、いろんな捉え方で聴いたりするようになりました。
仕事のやりがい・今後の目標
今回、初めて他社と一緒に商品開発に取り組みました。私が関わった製品は、車のシートにスピーカーの振動子を内蔵し、シート全体を震わせることで座ったときに音に包み込まれるような体感を得られる、これまでにない革新的なシート型スピーカーです。設計検証から設計、試作、量産まで約1年間携わりました。2024年6月に開催された、「国内最大級のオーディオとホームシアターの祭典OTOTEN」で初披露しましたが、その際、直接お客様から評価していただく機会があり、自分が関わった製品に対して「これ欲しい!」という生の声をもらえた時はとても嬉しかったことを覚えています。お客さまの声を通じて自分の頑張りが評価された時に「やって良かった」と、ものづくりの醍醐味を感じます。
これからの目標は視野を広く持ち、柔軟な発想で商品の提案ができるようになることです。周りの先輩たちは車載スピーカーを取り巻く市場トレンドを踏まえ、いかに良い音を提供できるかの他に、車内のデッドスペースの有効活用やスピーカーの取付を前例のない場所に設置する等、斬新な提案をするので、私も見習っていかなければと思っています。

先輩としてのメッセージ
Uターンしようか迷っている人は、今生活している状況と地元に住んでいた時のことを思い浮かべて比較してみてください。私は大学進学で地元を離れたからこそ、山形の良さに気づけたと思っています。自分がやりたい仕事のできる環境が、私の場合は山形にありました。最近はリモートワークの環境も整い、地方でも世界を相手に仕事ができるチャンスはたくさんあります。自分がどんな分野で活躍していきたいのか、どんな仕事をやりたいのかはもちろんですが、大都市圏にこだわらず、ぜひ地元企業にも目を向けて欲しいです。
